Sep 14, 2015
PILOT / キャップレス万年筆
今回はキャップがない万年筆「Capless/キャップレス」をご紹介いたします。
キャップレス万年筆とは日本を代表する万年筆メーカーのパイロットが開発した世界初のキャップのない万年筆です。
ノック式ボールペンのようにワンノックですばやく書くことができ、ペン先の収納時は、気密性の高いシャッター機構によりインキの漏れや乾燥を防ぎます。歴史はかなり古く、1958年にパイロットの設計部門で発案され、試作や性能を何度も試験し、1963年に販売されました。
その当時、普及されつつあったノック式ボールペンの人気により、万年筆の将来に危機感を感じたことから生産、販売されたのが、キャップレスでした。
一番最初のモデルは、クリップが短く、ペン先は回転繰り出し式でしたが、その2年後にノック式が発売されました。これが今現在販売されているキャップレスの原型となりました。
(写真上より)
デシモ ブラック ペン先F ¥15,000+tax
木軸 ブラック ペン先F ¥25,000+tax
マットブラック ペン先F ¥18,000+tax
私がキャップレスと出会ったのは、随分むかしに大型文房具店の筆記具売場で販売員をしていた時でした。
当時、私はこの商品を知らなかったのですが、引き出しの中の筆記具在庫の奥底の箱に入れてあった見慣れないノック式のマットブラック軸とブラックとシルバーのコンビ軸のペンを見つけました。
それは、5,000円という価格がついていて、見た瞬間「あ、2+1かな(パイロットの複合筆記具の名称)。」と思いましたが、職業上、書き味や持ち心地を試さずにいられなくなり、思わずノックしたものです。
すると、なんと万年筆のペン先が出てきたので驚きました。今でも、そんなに広く知れ渡っている機能ではないので、実際に手にされると、私と同じ様に驚かれる方も多いのではないでしょうか。
さて、使い勝手についてですが、ノック式なので操作的には簡単です。重めなノックで「カッッチ」と音がします。ZIPPOのライターの蓋を開ける時の音と通じるものがあるかもしれません。
そんな渋い音とともに、18Kのペン先がシャッターを押し開ける様にきらりと出てきます。そのギミックさが書く気分を高揚させます。
クリップがペン先の出る近くにあり、ちょうど万年筆を握った時にぶつかるのですが、
それが、握る位置と角度を固定してくれていて、スムーズに書き出すことができます。
ペン先はそれ自体が小さいので、少し固い感じがされるかもしれませんが、インクフロー良く、すらすら書けます。細字であれば手帳などの細かい文字に適しています。持ち歩きの際には、万一のインク漏れが無い様、クリップがペン先を上にするようにデザインされています。
「decimo black」 デシモとはスペイン語で10で、1963年の発売から10代目のモデルと言うネーミングです。
インクは、カートリッジはパイロットしか使えませんが、私は別売りのコンバーターを使って、好きなブランドのボトルインクを使用しています。
手紙を書く際に気にいって使っているのが、クレインのレターセット(クリーム色)とペリカンのブラウンインクです。
クリーム色にブラウンのインクが合わさった時の見た目が非常に良く、クラシックな大人の雰囲気の手紙が書けます。また、季節に合わせてターコイズやボルドーグリーンのインクを使うと季節感が増すのでおすすめです。
使いかって良く、海外でも人気の高いキャップレス万年筆。
贈り物にもいかがでしょうか。
取扱店:
アンジェビュローkitte 丸の内店 ANGERS SHOP INFO
Aug 24, 2015
PORLEX / CERAMIC COFFEE MILL
今回ご紹介するのは一見してコーヒーミルとはわからないシンプルでスマートなデザインをした、ポーレックスセラミックコーヒーミルです。こちらのミルは、ジャパンポーレックス社という、ものつくりへのこだわりと独自のセラミック製造技術をもった大阪のメーカーが2003年に発売をはじめたものです。
コーヒーをドリップして飲むようになったのは5年程前、ひと通り道具を揃えるにあたり、最初に決まっていたのはこのポーレックスのコーヒーミルでした。ステンレスの筒とハンドルのみの無駄のない美しい佇まいにひとめぼれし、ずっと愛用する欠かせない道具となりました。
このミルは金属臭のしないセラミック製の刃を使用している点が特徴で、錆びることがない為分解して水洗いが可能で、残りカスも綺麗に取り除け清潔に保てます。
手挽きのため手間がかかりますが、電動の機械と違い摩擦の熱が少なく、コーヒーの風味を損なうこともありません。また、挽き豆の粒の大きさはエスプレッソ用の極細挽きから粗挽きまで細かな調整が、ネジの締め具合で簡単に出来ます。
本体の大きさは約50×226mmとスリムで、ハンドルも取り外し式の為とてもコンパクトに収納できるこのミル。ある夏キャンプに行く際、現地で美味しいコーヒーが飲みたいと道具一式を持っていきましたが、新たに調達したバーナーや折り畳みドリッパーと合わせてもかさばらず、アウトドアにもピッタリのサイズ感です。
自然の中でのんびりしながら豆をゴリゴリと挽く時間は、コーヒーの香りに包まれて、気持ちも落ち着くとても贅沢なひとときです。BBQなどキャンプご飯の食後のコーヒーはこだわっただけあり格別で、友人にも大好評のコーヒータイムになりました。
手に伝わる振動を心地よく感じながら部屋中に漂う香りを楽しめるのもコーヒーミルの良いところ。お湯を含ませるとモコモコと膨らむ挽きたての新鮮な豆で淹れるコーヒーは香り高く、味わいも豊かに仕上がります。
機能面も申し分なく、どこに置いても様になるミニマルなデザインに収めたこのミルを、初めての方にも、手挽きミル経験者の方にもぜひお勧めしたいと思います。
PORLEX CERAMIC COFFEE MILL/コーヒーミル、ミニサイズ共に ¥4200+tax
取扱店:
アンジェ 河原町店、梅田店、新宿店、烏丸店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
ノイシュタット箕面店 Neustadt SHOP INFO
グリンストア伊丹店、名古屋店(小サイズのみ) GRiN store SHOP INFO
コーヒーをドリップして飲むようになったのは5年程前、ひと通り道具を揃えるにあたり、最初に決まっていたのはこのポーレックスのコーヒーミルでした。ステンレスの筒とハンドルのみの無駄のない美しい佇まいにひとめぼれし、ずっと愛用する欠かせない道具となりました。
このミルは金属臭のしないセラミック製の刃を使用している点が特徴で、錆びることがない為分解して水洗いが可能で、残りカスも綺麗に取り除け清潔に保てます。
手挽きのため手間がかかりますが、電動の機械と違い摩擦の熱が少なく、コーヒーの風味を損なうこともありません。また、挽き豆の粒の大きさはエスプレッソ用の極細挽きから粗挽きまで細かな調整が、ネジの締め具合で簡単に出来ます。
本体の大きさは約50×226mmとスリムで、ハンドルも取り外し式の為とてもコンパクトに収納できるこのミル。ある夏キャンプに行く際、現地で美味しいコーヒーが飲みたいと道具一式を持っていきましたが、新たに調達したバーナーや折り畳みドリッパーと合わせてもかさばらず、アウトドアにもピッタリのサイズ感です。
自然の中でのんびりしながら豆をゴリゴリと挽く時間は、コーヒーの香りに包まれて、気持ちも落ち着くとても贅沢なひとときです。BBQなどキャンプご飯の食後のコーヒーはこだわっただけあり格別で、友人にも大好評のコーヒータイムになりました。
手に伝わる振動を心地よく感じながら部屋中に漂う香りを楽しめるのもコーヒーミルの良いところ。お湯を含ませるとモコモコと膨らむ挽きたての新鮮な豆で淹れるコーヒーは香り高く、味わいも豊かに仕上がります。
機能面も申し分なく、どこに置いても様になるミニマルなデザインに収めたこのミルを、初めての方にも、手挽きミル経験者の方にもぜひお勧めしたいと思います。
PORLEX CERAMIC COFFEE MILL/コーヒーミル、ミニサイズ共に ¥4200+tax
取扱店:
アンジェ 河原町店、梅田店、新宿店、烏丸店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
ノイシュタット箕面店 Neustadt SHOP INFO
グリンストア伊丹店、名古屋店(小サイズのみ) GRiN store SHOP INFO
Aug 14, 2015
Papier d'Arménie / パピエダルメニイ
今回は、私が長く愛用している「Papier d'Armenie」という紙のお香のご紹介。
見た目は、小冊子のようにスマートですが、120年の歴史あるフランスのメーカーで
現在は8人の職人により作られている世界最古のお部屋の消臭剤です。
パピエダルメニイは、香水などに用いられる安息香の木から採取したベンゾイン樹皮の成分により、室内の空気清浄や消臭の効果がある優れもの。
キッチンで揚げ物や魚を焼いた後の匂いも取り除いてくれるので、我が家ではキッチンで重宝しています。また、部屋や旅先のホテルなど、こもった空気が気になる時にも気軽にリフレッシュ出来、ほのかに残る香りでリラックスできます。
使い方は、中身を1枚切り取って、じゃばら状に折り、灰皿などの上で火をつけ、炎を吹き消した後、煙を出しながら2分ほど燃焼します。
少しスパイシーで、バニラのような甘い香りが部屋全体にふんわり広がります。
普通のお香ほど煙たくなく、洋服や家具に染み付くこともないので、お香が苦手な方でもきっと楽しんで頂けると思います。。
また火をつけずに、そのまま本や財布、名刺ケースに入れ、香りを移して楽しんだり、
玄関やクローゼットの芳香剤としても幅広くお使い頂けます。
私のおすすめは、手紙を送るとき、封筒に文香としてさりげなく入れること。
手紙を受け取った人が、封を開けた瞬間、まずこの柔らかい香りに包まれてリラックスして、良い気分で読んでもらえているかなと想像すると、ちょっと嬉しい気持ちになります。
外国を旅した時に、ふっと嗅いだことのあるような不思議な香りのパピエダルメニイ。
アンジェ河原町店でも、20年近く店の片隅で売り続けているひそかなロングセラーアイテムです。店頭では、目立たず、ひっそりと佇んでおりますが、そんな小さなものでもこだわりがつまっていますので、ぜひ、見つけにいらしてください。
Papier d'Arménie/パピエダルメニイ ¥510+tax
取扱店:
アンジェ 河原町店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
ノイシュタット ブルーダー大手町店 Neustadt SHOP INFO
見た目は、小冊子のようにスマートですが、120年の歴史あるフランスのメーカーで
現在は8人の職人により作られている世界最古のお部屋の消臭剤です。
パピエダルメニイは、香水などに用いられる安息香の木から採取したベンゾイン樹皮の成分により、室内の空気清浄や消臭の効果がある優れもの。
キッチンで揚げ物や魚を焼いた後の匂いも取り除いてくれるので、我が家ではキッチンで重宝しています。また、部屋や旅先のホテルなど、こもった空気が気になる時にも気軽にリフレッシュ出来、ほのかに残る香りでリラックスできます。
使い方は、中身を1枚切り取って、じゃばら状に折り、灰皿などの上で火をつけ、炎を吹き消した後、煙を出しながら2分ほど燃焼します。
少しスパイシーで、バニラのような甘い香りが部屋全体にふんわり広がります。
普通のお香ほど煙たくなく、洋服や家具に染み付くこともないので、お香が苦手な方でもきっと楽しんで頂けると思います。。
また火をつけずに、そのまま本や財布、名刺ケースに入れ、香りを移して楽しんだり、
玄関やクローゼットの芳香剤としても幅広くお使い頂けます。
私のおすすめは、手紙を送るとき、封筒に文香としてさりげなく入れること。
手紙を受け取った人が、封を開けた瞬間、まずこの柔らかい香りに包まれてリラックスして、良い気分で読んでもらえているかなと想像すると、ちょっと嬉しい気持ちになります。
外国を旅した時に、ふっと嗅いだことのあるような不思議な香りのパピエダルメニイ。
アンジェ河原町店でも、20年近く店の片隅で売り続けているひそかなロングセラーアイテムです。店頭では、目立たず、ひっそりと佇んでおりますが、そんな小さなものでもこだわりがつまっていますので、ぜひ、見つけにいらしてください。
Papier d'Arménie/パピエダルメニイ ¥510+tax
取扱店:
アンジェ 河原町店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
ノイシュタット ブルーダー大手町店 Neustadt SHOP INFO
Jul 31, 2015
STANDARD TRADE.社製 / 筆箱
アンジェ各店、姉妹店のレイアウトや棚のデザインを担当しておりまして、ほぼ毎月、店舗の平面図というものを広げて、棚の入替えや配置のやりくりをしています。そのような作業の中で必要なものが図面と文房具なのですが、それらを、自分の机上はもちろん、時には各店舗や施工屋さんとの打合せに持ち歩き、事務所やカフェのテーブルで広げて使用しています。
使う文房具は、筆記具、定規,コンパスが使用頻度が高く、他にも消しゴムや削りなどいろいろあるのですが、今日は、それらの細かでじゃらじゃらした物を収納する筆箱についてご紹介したいと思います。
アンジェ ビュロー オリジナル スタンダードトレード社製 筆箱 ¥15,000+tax
スタンダードトレード社はオリジナル家具のデザインと製造販売をされていて、弊店の河原町本店2階、上野店、KITTE丸の内店の内装デザインを担当して頂いた経緯で、上野店開業時に小物の筆箱の製作までお願いしたものです。
素材はナラ材、色はスタンダードトレード独特のダークオーク色を使用して、とても渋い仕上がりとなっています。この形状,サイズ、素材の筆箱は、おそらく他では見かけることはないのですが、そのように決定したのにはいろいろ理由があります。
まず、持ち運びの時のコンパクトさ、そして、机の限られたスペースを考慮しつつ、幾種類もの文房具を最低限の大きさで収納し、かつ中味を取り出しやすく戻しやすいもの、となると、どうやら箱状の物で、しかも、フタを上からパカッとかぶせるタイプのいわゆるお道具箱の形のものが理想ではないかと考えました。
箱なので目的の物はサッと手に取れますし、フタは裏返して置いておけば、その中に出した物を入れておけるので、散らばったり机から落下したりなんてことが無くなります。サイズは、曲尺「五寸法師」がちょうど入る様に指定しています。この定規は、いつも簡単な図面作成、修正には最適で重宝するアイテムです。
そして、なんと言ってもスタトレさんこだわり仕様の細かなディテールと、この美しい木目が魅力。
中に入れる文房具はこの箱に入るサイズが条件となりますが、それがかえって細身で薄型ばかり選ぶので、自然とスタイリッシュな物が揃います。機能面としては、事務所や家庭にあまり常備されないものをセレクトすれば良いかと思います。たとえば、ノリやステープラーなどはだいたいどこにでもあるものなので、持ち歩くにはこれだけあれば十分ではないでしょうか。
見た目、手触り、フタを開け閉めする際の空気の流れ、そして、機能的で美しく、筆箱としては高価ではありますが、十分満足のいく逸品をご自分へのギフトとしていかがでしょうか。
取扱店:アンジェ ビュロー上野店、KITTE丸の内店のみの販売となります。
ANGERS SHOP INFO
STANDARD TRADE.CO.,LTD.
使う文房具は、筆記具、定規,コンパスが使用頻度が高く、他にも消しゴムや削りなどいろいろあるのですが、今日は、それらの細かでじゃらじゃらした物を収納する筆箱についてご紹介したいと思います。
アンジェ ビュロー オリジナル スタンダードトレード社製 筆箱 ¥15,000+tax
スタンダードトレード社はオリジナル家具のデザインと製造販売をされていて、弊店の河原町本店2階、上野店、KITTE丸の内店の内装デザインを担当して頂いた経緯で、上野店開業時に小物の筆箱の製作までお願いしたものです。
素材はナラ材、色はスタンダードトレード独特のダークオーク色を使用して、とても渋い仕上がりとなっています。この形状,サイズ、素材の筆箱は、おそらく他では見かけることはないのですが、そのように決定したのにはいろいろ理由があります。
まず、持ち運びの時のコンパクトさ、そして、机の限られたスペースを考慮しつつ、幾種類もの文房具を最低限の大きさで収納し、かつ中味を取り出しやすく戻しやすいもの、となると、どうやら箱状の物で、しかも、フタを上からパカッとかぶせるタイプのいわゆるお道具箱の形のものが理想ではないかと考えました。
箱なので目的の物はサッと手に取れますし、フタは裏返して置いておけば、その中に出した物を入れておけるので、散らばったり机から落下したりなんてことが無くなります。サイズは、曲尺「五寸法師」がちょうど入る様に指定しています。この定規は、いつも簡単な図面作成、修正には最適で重宝するアイテムです。
そして、なんと言ってもスタトレさんこだわり仕様の細かなディテールと、この美しい木目が魅力。
中に入れる文房具はこの箱に入るサイズが条件となりますが、それがかえって細身で薄型ばかり選ぶので、自然とスタイリッシュな物が揃います。機能面としては、事務所や家庭にあまり常備されないものをセレクトすれば良いかと思います。たとえば、ノリやステープラーなどはだいたいどこにでもあるものなので、持ち歩くにはこれだけあれば十分ではないでしょうか。
見た目、手触り、フタを開け閉めする際の空気の流れ、そして、機能的で美しく、筆箱としては高価ではありますが、十分満足のいく逸品をご自分へのギフトとしていかがでしょうか。
取扱店:アンジェ ビュロー上野店、KITTE丸の内店のみの販売となります。
ANGERS SHOP INFO
STANDARD TRADE.CO.,LTD.
Jul 17, 2015
黒柄のカトラリー
アンジェ本店の開業時から取り扱いのある柳宗理デザインのキッチンシリーズ、その中でも今回は黒柄のカトラリーについてのお話を少し。
私が勤務を始めたのは13年ほど前ですので、その頃から店頭にはもちろん並んでいましたが、1本2000円前後するカトラリーは当時の私にはとても高価なもの(もちろん今も高価ではあります...)。そんなカトラリーを手に入れたのは約10年前。当時、雑誌「casaブルータス」で柳宗理さんの特集があり、その誌面の中で使い込んだ黒柄のカトラリーが掲載されているのを見て、経年を楽しみながら長く愛用できるカトラリーなんだと感化されすぐに購入を決意しました。
実際に使ってみると少し重みのあるカトラリーではありますが、それが逆に安定感をもたらします。黒柄部分は、カバ材の積層強化木が使用され、少し楕円の丸みある形状で持ちやすく、また、柄とステンレスが一体型で接合されているので、ステンレス部分も柄に近い部分は厚みが増しているので、口当たりよく、手に優しく感じます。
現在、この柄とステンレスを接合して仕上げられる技術のある職人は3人だけだとか...。美しいカトラリーが生み出される工程の精度の高さが伺えます。
もう一点今回ご紹介したいのも同じく黒柄のカトラリー。こちらはDavid Mellor(デビッド・メラー)デザインによるProvencal Black(プロヴァンサル ブラック)、1975年に登場したシリーズです。
デビッド・メラーはイギリスの著名なプロダクトデザイナーです。晩餐会などに向けたフォーマルなラインのカトラリーもありますが、日常使いにおすすめしたいシリーズが今回のプロヴァンサル。先述の柳デザインのカトラリーと同じく黒柄の持ち手が優しく手に馴染みます。こちらのマットな質感の持ち手はアセタール樹脂を使用しており、水気に強いのも特徴のひとつ。柳デザインの黒柄に比べ幅広で少しぽってりとした印象ですが、真鍮のリベット留めがあることで、ピリッとしたカッコよさが加わります。
こちらは柄で挟み込んでいるつくりで、ステンレス部分の厚さが均一なので、口当たりはオールステンレスのタイプと近く、普段ステンレスのカトラリーを使われている方も馴染みやすいのはないでしょうか。個人的には使い慣れた柳のものに比べ少し大きく感じるので、このあたりはお国柄といいますか、柳デザインが日本人の生活に合うようよく考慮されているのを実感したりします。プロヴァンサルは黒柄とも絶妙なバランスのステンレス部分のカーブが私の心惹かれるポイントでもありますが、長年愛用しているイタリアブランドのスペルガのスニーカーの「なんだかあか抜けないというか、懐かしい安心感を与えてくれる」ラインに通ずる感はロングセラーならではのデザインの共通点でしょうか。。
日本、イギリスの著名なデザイナーである、柳宗理氏と、デビッド・メラー氏、それぞれが使い心地を最優先し長く愛用されるようにデザインし、そして職人の技を用いて造り出されたカトラリーは、食卓の上で活躍されること間違いなしです。
柳デザートスプーン ¥4,800+tax/ARABIA パラティッシ プレートφ26 ¥6,000+tax
カレーやスープを食べるときにおすすめ。スッキリしたデザインの持ち手なので、大柄のパラティッシのプレートとも相性がいい。デザートフォークも丸みのあるつくりで、すくいやすくもあり、細かい食材を食べるときは特におすすめです。
プロヴァンサル スープスプーン ¥3,200+tax/瀬戸本業窯 石皿 ¥11,000+tax
少し大きめのスープスプーンはサービングに使いやすいサイズ。私は大皿に盛った麻婆豆腐によく使いますが、ポテトサラダやちらし寿司を取り分けたりするのにもおすすめ。
プロヴァンサル デザートスプーン ¥3,000+tax/フルーツスプーン ¥3,000+tax/
ARABIA KOKO ¥3,000+tax
最近のお気に入りの組み合わせ。スープや、丼ぶりメニューにおすすめのシンプルで直線的なデザインのココのボウルと。口が小さめの女性の方やお子さまにはフルーツスプーンが使いやすいサイズ。※写真はデザートスプーン
取扱い店舗。
柳 黒柄カトラリー:アンジェ 河原町店、新宿店
デビッド・メラー:アンジェ 梅田店、烏丸店、武蔵小杉店
ANGERS SHOP INFO
私が勤務を始めたのは13年ほど前ですので、その頃から店頭にはもちろん並んでいましたが、1本2000円前後するカトラリーは当時の私にはとても高価なもの(もちろん今も高価ではあります...)。そんなカトラリーを手に入れたのは約10年前。当時、雑誌「casaブルータス」で柳宗理さんの特集があり、その誌面の中で使い込んだ黒柄のカトラリーが掲載されているのを見て、経年を楽しみながら長く愛用できるカトラリーなんだと感化されすぐに購入を決意しました。
実際に使ってみると少し重みのあるカトラリーではありますが、それが逆に安定感をもたらします。黒柄部分は、カバ材の積層強化木が使用され、少し楕円の丸みある形状で持ちやすく、また、柄とステンレスが一体型で接合されているので、ステンレス部分も柄に近い部分は厚みが増しているので、口当たりよく、手に優しく感じます。
現在、この柄とステンレスを接合して仕上げられる技術のある職人は3人だけだとか...。美しいカトラリーが生み出される工程の精度の高さが伺えます。
もう一点今回ご紹介したいのも同じく黒柄のカトラリー。こちらはDavid Mellor(デビッド・メラー)デザインによるProvencal Black(プロヴァンサル ブラック)、1975年に登場したシリーズです。
デビッド・メラーはイギリスの著名なプロダクトデザイナーです。晩餐会などに向けたフォーマルなラインのカトラリーもありますが、日常使いにおすすめしたいシリーズが今回のプロヴァンサル。先述の柳デザインのカトラリーと同じく黒柄の持ち手が優しく手に馴染みます。こちらのマットな質感の持ち手はアセタール樹脂を使用しており、水気に強いのも特徴のひとつ。柳デザインの黒柄に比べ幅広で少しぽってりとした印象ですが、真鍮のリベット留めがあることで、ピリッとしたカッコよさが加わります。
こちらは柄で挟み込んでいるつくりで、ステンレス部分の厚さが均一なので、口当たりはオールステンレスのタイプと近く、普段ステンレスのカトラリーを使われている方も馴染みやすいのはないでしょうか。個人的には使い慣れた柳のものに比べ少し大きく感じるので、このあたりはお国柄といいますか、柳デザインが日本人の生活に合うようよく考慮されているのを実感したりします。プロヴァンサルは黒柄とも絶妙なバランスのステンレス部分のカーブが私の心惹かれるポイントでもありますが、長年愛用しているイタリアブランドのスペルガのスニーカーの「なんだかあか抜けないというか、懐かしい安心感を与えてくれる」ラインに通ずる感はロングセラーならではのデザインの共通点でしょうか。。
日本、イギリスの著名なデザイナーである、柳宗理氏と、デビッド・メラー氏、それぞれが使い心地を最優先し長く愛用されるようにデザインし、そして職人の技を用いて造り出されたカトラリーは、食卓の上で活躍されること間違いなしです。
柳デザートスプーン ¥4,800+tax/ARABIA パラティッシ プレートφ26 ¥6,000+tax
カレーやスープを食べるときにおすすめ。スッキリしたデザインの持ち手なので、大柄のパラティッシのプレートとも相性がいい。デザートフォークも丸みのあるつくりで、すくいやすくもあり、細かい食材を食べるときは特におすすめです。
プロヴァンサル スープスプーン ¥3,200+tax/瀬戸本業窯 石皿 ¥11,000+tax
少し大きめのスープスプーンはサービングに使いやすいサイズ。私は大皿に盛った麻婆豆腐によく使いますが、ポテトサラダやちらし寿司を取り分けたりするのにもおすすめ。
プロヴァンサル デザートスプーン ¥3,000+tax/フルーツスプーン ¥3,000+tax/
ARABIA KOKO ¥3,000+tax
最近のお気に入りの組み合わせ。スープや、丼ぶりメニューにおすすめのシンプルで直線的なデザインのココのボウルと。口が小さめの女性の方やお子さまにはフルーツスプーンが使いやすいサイズ。※写真はデザートスプーン
取扱い店舗。
柳 黒柄カトラリー:アンジェ 河原町店、新宿店
デビッド・メラー:アンジェ 梅田店、烏丸店、武蔵小杉店
ANGERS SHOP INFO
Jun 29, 2015
ミシマ社 / コーヒーと一冊
本を一冊読み切る喜びや余韻を味わいたい、という願いに応えたシリーズがミシマ社より創刊されました。「コーヒーと一冊」と名付けられたこのシリーズは、100頁前後のコンパクトな仕上がりで、その名の通りコーヒータイムに読み切ることもできる本です。見た目はまるでノートのような装丁で、手に取るととても軽くバッグにスルッと入れて持ち歩けます。
価格はそれぞれ¥1,000+tax
装丁デザインは文平銀座さんで一冊ずつとてもユニークです。
「コーヒーと一冊」というタイトルとイメージキャラクター(?)のくじらがそれぞれの表紙の片隅に小さく載っています。このくじらが「オモシロイヨ」と誘っているのがすでに面白いです!
今回、まず第一弾として出版されたのが、「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」佐藤ジュンコ、「透明の棋士」北野新太(きたの あらた)、「声に出して読みづらいロシア人」松樟太郎(まつ くすたろう)の三タイトルです。どれから読もうかと迷うところですが、タイトルに一目惚れした「声に出して読みづらいロシア人」から読んでみました。
これはタイトル通り、長くて読みづらい名前をひたすら面白おかしく追求したロシア人名鑑ですが、あまりの面白さに顔は緩みっぱなしで思わず声を出して笑ってしまうことも・・・正直なところカフェでコーヒーを飲みながら、というのはかなり危険です!
著者の松樟太郎さんはロシア語学科を卒業、現在は雑誌の編集長をされていますが、この本では軽妙な語り口調でロシア人の名前を解説するだけでなく、その背景にある歴史や文化、芸術に関することまで語られていて、笑いながら勉強できるという有難い本です。イラストは「おじさん図鑑」のなかむらるみさんです。
「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」は、仙台在住のイラストレーター佐藤ジュンコさんが、仙台暮らしの日々とごはんを描いた漫画で、ほのぼのしたお話と絵にとても癒されます。「透明の棋士」は、新聞記者でもある北野新太さんが熱く綴る将棋と棋士の世界。羽生善治はじめ数多くの棋士を取材したノンフィクションは、将棋を知らない人でも夢中になる一冊です。
このシリーズは半年ごとに三冊ずつ同時出版される予定です!
取扱い店舗。
アンジェ ANGERS SHOP INFO
クロッシェ crochet SHOP INFO
ノイシュタット Neustadt SHOP INFO
グリンストア GRiN store SHOP INFO
価格はそれぞれ¥1,000+tax
装丁デザインは文平銀座さんで一冊ずつとてもユニークです。
「コーヒーと一冊」というタイトルとイメージキャラクター(?)のくじらがそれぞれの表紙の片隅に小さく載っています。このくじらが「オモシロイヨ」と誘っているのがすでに面白いです!
今回、まず第一弾として出版されたのが、「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」佐藤ジュンコ、「透明の棋士」北野新太(きたの あらた)、「声に出して読みづらいロシア人」松樟太郎(まつ くすたろう)の三タイトルです。どれから読もうかと迷うところですが、タイトルに一目惚れした「声に出して読みづらいロシア人」から読んでみました。
これはタイトル通り、長くて読みづらい名前をひたすら面白おかしく追求したロシア人名鑑ですが、あまりの面白さに顔は緩みっぱなしで思わず声を出して笑ってしまうことも・・・正直なところカフェでコーヒーを飲みながら、というのはかなり危険です!
著者の松樟太郎さんはロシア語学科を卒業、現在は雑誌の編集長をされていますが、この本では軽妙な語り口調でロシア人の名前を解説するだけでなく、その背景にある歴史や文化、芸術に関することまで語られていて、笑いながら勉強できるという有難い本です。イラストは「おじさん図鑑」のなかむらるみさんです。
「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」は、仙台在住のイラストレーター佐藤ジュンコさんが、仙台暮らしの日々とごはんを描いた漫画で、ほのぼのしたお話と絵にとても癒されます。「透明の棋士」は、新聞記者でもある北野新太さんが熱く綴る将棋と棋士の世界。羽生善治はじめ数多くの棋士を取材したノンフィクションは、将棋を知らない人でも夢中になる一冊です。
このシリーズは半年ごとに三冊ずつ同時出版される予定です!
取扱い店舗。
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Jun 12, 2015
ANDO GALLERY / ANDO’S GLASS
今日はイギリスを代表するプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンさんによるデザインのグラス「ANDO’S GLASS/アンドーズ グラス」のご紹介です。ネーミングの「ANDO’S」と言うのは、ギャラリーの運営、アート・建築・デザインのプロデュースなど多岐にわたる活動をされているアンドーギャラリーの安東孝一さんにちなんでいます。2012年に、安東さんが「普段使いできるシンプルなグラスをデザインしてほしい」とモリソンさんに依頼したことから誕生したグラスなのです。
ANDO'S GLASS S(ショート)とT(トール)どちらも¥1800+税
S:φ80×H78mm 容量:350ml本体重量:83g
T:φ68×H106mm 容量:350ml本体重量:89g
パッケージデザイン:葛西薫
弊店とアンドーギャラリーさんとは、2002年の発売以来、必要最小限のシンプルなグラフィックと余白が大きく書き込みのしやすさで人気商品となった、日本を代表するアートディレクター葛西薫氏が手がけたカレンダーの取扱いをきっかけに長くお付き合いをさせていただいていました。こちらはもともと安東さんと葛西さんが自分たちで使いたいというパーソナルなきっかけで生まれたものだそうです。
そんな安東さんがカレンダーの次に手がけたのは普通の人の身の回りにある日常品で、誰もが使わなくてはならないもの「グラス」でした。
今から20年くらい前、安東さんが青山のあるインテリアショップを訪れた際、ジャスパー・モリソンさんデザインの「プライチェア」に一目ぼれし、その合板でありながらチープさのない上品な素材感、美しさ、座り心地に大変驚きいつか一緒に仕事をしたいと思われたそうです。
ジャスパー・モリソンさんといえばMAGIS、Vitra、ALESSIでのデザインワークで有名なイギリスを代表するデザイナーですが、無印良品のカトラリーやソファ、及源の南部鉄器、美濃和紙を使ったフロア照明「The Porcini Family」など日本でも多くのデザインを手がけられています。
2012年たまたまとあるパーティにて安東さんはジャスパー・モリソンさんと出会い、温めていたグラスのデザインを依頼。
モリソンさんの東京事務所とギャラリーが近いということもあり、なんとモリソンさんが自転車で来社されてこのプロジェクトはスタートしたそうです。
それから半年後に届いた1枚のスケッチ。そこにはケルン考古学博物館で見たローマングラスの記憶から生まれたシンプルながら飽きのこない繊細なラインと、これから生まれてくるグラスの魅力が表現されていました。
やや傾斜のある側面と底にいたるまでの曲線の美しさ、これは電球用のガラス製造で培われた薄吹きの製法を使い熟練の職人が手がけることにより成り立っています。松徳硝子のうすはりシリーズよりも若干厚くおよそ1.2mm、重量は2サイズともに80g程度。ほんのわずかに調整することで、安心感と何ともいえない口当たりの良さにつながっています。
素材はバリウムクリスタル。ガラスの硬度が高いためキズが付きにくく壊れにくいという特徴があります。
日常で誰でも使えるシンプルなグラスだからこそどんなシチュエーション、どんな飲み物でも使っていただけます。毎日の食卓でこそ活躍するグラスなのではないでしょうか。そんなグラスですので、我が家でも毎日のように使っているのですが、これからの季節にぴったりのドリンクがこちらのレモンスカッシュです。
レモン半分を絞ってたっぷりの砂糖をいれて炭酸水で割るだけの簡単ドリンクですが、
ビタミンCに加えビタミンB1、クエン酸も含んでいるので美肌効果だけでなく夏バテ、疲労回復にも効果的です。
安東さんの「普通の人が普通の生活で楽しんでほしい。」そんな言葉を限りなく表現しているのがこちらのANDO'S GLASSです。
ただ今新宿店では、いろいろな素敵なグラスを取扱っております。iittalaのカルティオやイイホシユミコさんのタンブラー、松徳硝子のうすはりなどがありますが、どうぞお気に入りのグラスをお探しにご来店ください。
ANDO’S GLASS取扱い店舗。
アンジェ 河原町店、梅田店、新宿店、烏丸店、武蔵小杉店 ANGERS SHOP INFO
ノイシュタット箕面店 Neustadt SHOP INFO
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