Jan 21, 2015

SHEAFFER / NO NONSENSE

SHEAFFER  NO NONSENSE
シェーファー ノンナンセンス(ヴィンテージ) ¥1,800+tax

2000年頃まで国内でも黒、赤、黄色などの5色のソリッドカラーが販売されており、
値段は当時1200円ということで、かなりの人気万年筆でした。
サイズはラミーのサファリとほぼ同じくらい、軽いプラスティック素材のやや太めのボディに、ステンレスのペン先ではありますが、良好なインクフローで、しゃしゃしゃーっとやっても線が切れることなくとても書き良いです。少々カリカリ感はありますが、硬めのペン先が好みの方にはかえって良いと思います。
キャップは、ネジ式でインクが乾燥しにくく、少々長期間放置しても、次の出番ではストレスなく書き始めることができます。

SHEAFFER  NO NONSENSE
シェーファーの万年筆は、低価格のB級ラインから高級タイプまで、それが1940年頃のアンティークものであっても、目立った不具合さえなければ、安定の書き心地よさを保証してくれます。
元来シェーファー社は、日本のパイロット社とともにペン先の先端金属であるイリジウムを生産する数少ないメーカーであり、独自にペン先全体の製造をまかなっていることで品質レベルが高いのではと思います。
また、もうひとつ、このノンナンセンスはインクフローの性能に一番重要なペン芯が、高級なタイプと同等品を使用していることも理由に上げられます。

 SHEAFFER  NO NONSENSE
1969年から生産されたこのシリーズ、廉価で性能よく人気だったことから、
世界各国でさまざまな種類のカラー、デザインがあり、また、企業ノベルティとしても数多く生産されました。スタイリッシュなものからPOPなものまで、探せば切りがなく、その膨大なデザインの中から、自分のお気に入りをコレクションしてみるのも楽しいかと。
万年筆を、価格、書き味、デザイン、実用度、ステイタス度、で、評価すれば、
このペンはステイタス度を省けば最高の評価にあると思います。

SHEAFFER  NO NONSENSE
心静めて敬虔に使うというよりも、引き出しやペン立てにグシャッと入れておき、
スッと取り出してはさらさらっと書いたり描いたりのイメージで、
日々出番の多い1本に最適かと思います。ぜひ一度お試しください!


取扱店 アンジェの支店、東京大手町のノイシュタット ブルーダーです。
Neustadt brüder WEB
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投稿第1回でした。
日々、こだわりセレクトしている弊店バイヤーが、
物への思いやオススメのポイントを毎回綴っていきます。お楽しみに。