Jun 13, 2018

ティーファーム井ノ倉のかぶせ煎茶


新茶の季節ですね!
今回は奈良県北東端、月ヶ瀬にあるティーファーム井ノ倉さんの、美味しいお茶を紹介します。


月ヶ瀬は、大和茶の産地であり、また梅の名所としても有名です。
奈良市内から車で約40分。山に囲まれた渓谷と、霧がかかる幻想的な月ヶ瀬の地で11代続く茶農家の当主・井ノ倉光博さんが、大切に作り上げたお茶と出会えます。


井ノ倉さんの茶畑は、約7ヘクタール(東京ドーム1.5個分)という広大な土地に、有機肥料を主とした優しい土作りから育てられています。
毎日、天気や気温に左右されながらも、茶畑の状態を確認し、大切にお茶を育てています。美しい茶畑からは想像もできないくらいに井ノ倉さんご家族の思いや作業の厳しさが込められていると思います。
朝から茶摘みをされ、摘み取られたお茶は、井ノ倉さんのお茶工場で蒸され乾燥し精製されていきます。


蒸しの工程では、ミネラルが豊富な湧き水の蒸気で蒸していきます。
ポイントは、葉を破壊しないよう、また鮮度を活かすために浅蒸しに。これが美しい水色のまろ味の秘訣です。
茶葉を乾かし、揉んでいき、水分量を調節していきます。
その際、ずっと井ノ倉さんは機械の中の温度や残り時間、水分量などを見て確認をしています。
さらにさらに、精揉機→選別機でヒゲや異物をとる→さらに乾燥させて→出来上がり!
少し説明省いてしまいましたが、お茶ができるまでの工程はすごい労力がかかっています。
実際、お茶工場を見学したときは体中お茶まみれになり、熱い中で作業されている井ノ倉さんに感動しました。


こんなに大切に作られたお茶は、海外にもファンが沢山います。
ミラノやニューヨークから茶畑を見に訪れる方々も。東京のパークハイアットホテル、そしてブルガリ ホテル ミラノといった世界の一流の場所でも愛されています。


井ノ倉さんのお茶は、かぶせ煎茶です。
一定期間(12日間ほど)写真のように黒い布をかぶせ、直射日光を避けることで甘みや旨みの成分を増やし、色が鮮やかになります。
煎茶と玉露とは異なり、中間の栽培方法といってもいいです。
煎茶の爽やかさも玉露の旨みも味わえます。淹れ方(湯の温度)によって味が変わるので、好きな飲み方が楽しめるのも特徴です。

最高のお茶といっても過言ではない『玉響』の淹れ方の紹介をします。


まず40度から45度くらいまでお湯を冷まします。
※私は、沸かしたお湯を人数分の湯呑→茶海→急須に入れるのを繰り返し、冷ましていきます。
茶海を持って、ぬるい。と思うくらいがちょうどいい温度です。


そして、茶葉、茶さじ2杯分(約6g)を急須にいれ、茶海からお湯を注いでいきます。
90秒ほど待ち(この時急須のふたを開けて茶葉が開いていくのを見ると楽しい)



急須のお茶を一旦、茶海に全て注ぎます。※お茶の味を均一にするためです。
☞この時、最後の一滴まで必ず出し尽くしてください!残っていると、2煎目の味が変わってしまいます。
さぁ!出来上がりです!ご賞味ください!


感想は、甘い!出汁のようなうまみがすごい!そんなお声が聞こえてきます。
次は2煎目、3煎目までお湯の温度を少し上げて、抽出時間を短くしていきます。
3煎目まで淹れた後は、茶葉は食べられます!
私はポン酢や塩、他にはしらすと煮て佃煮風にして食べています。おすすめです!


お茶の淹れ方がわからなくても大丈夫です!
アンジェではお茶の種類によって淹れ方の説明書をお渡していますので、ご自宅でも
ゆっくりお愉しみいただけます。もちろん、英語表記もございますので海外の方へのプレゼントもおすすめです!

全てのお茶をお話ししたいですが、こちらではここまで。
各種、おすすめの飲み方もございますので、気になられましたらスタッフにお声かけくださいませ。
店頭では日常的に使いやすい茶道具も揃えています。
実際私が、毎日使っている急須や湯呑も扱っていますので、使用感などお答えいたします。


●玉響 
缶入り100g 3200円+税 
袋100g 3000円+税 / 20g 800円+税
特別なひと時に丁寧に。極上のかぶせ煎茶です。
甘い新芽の香りと、上品なまろみのある濃厚な旨みが楽しめます。
三煎目まで出した後の茶がらは、柔らかくお好みで召し上がっていただけます。

●気宇 
缶入り100g 1900円+税
袋入り100g 1700円+税
大らかな気持ちになれるお茶です。新鮮な香りと上質な旨味、綺麗な水色(すいしょく)と爽やかさが特徴です。かぶせ煎茶玉響と同じように水出しもたのしめますおすすめです。

●相生 
缶入り100g 1200円+税
袋入り100g 1000円+税
気兼ねなく話せる大切な人と。お茶本来の旨味とコクがあり、少し高い温度で渋みと旨味の調和を楽しんでいただけます。

●かりがね茶 山笑う
80g 850円+税
玉響から採れた極上の葉と茎の、上質な旨味を味わえるかりがね茶。
低温と高温どちらでも簡単に淹れられるお茶です。個人的には、水出しにすると甘みが増してすごく美味しいです。

●焙煎かりがね茶 春眠
45g 600円+税
ゆったりとした気分になれます。かりがね茶を香ばしく火入れした、香と甘味のあるお茶。焙煎の芳ばしい香と、茎のまったりとしたコクと甘味が特徴です。
カフェインが少なく、渋みの出ない、就寝前におすすめのほうじ茶です。

●紅茶 つきのかをり
60g 800円+税
日本の品種で作り上げた和紅茶です、上品な香りがとても味わい深く、渋みが少ないのでノンシュガーでお楽しみいただける紅茶です。

取扱店:
アンジェ梅田店、アンジェ烏丸店 angers shoplist
*各店ごとに取扱い種類が異なります。

ティーファーム井ノ倉
http://www.inokura.co.jp/

Oct 7, 2017

アンジェ コンパクトダイアリー


今年もアンジェオリジナルダイアリーが完成しました。
2015年度版から数えて4年目となり、2018年度版は、装い新たに発売中です。

カラーは5色。定番の、ダークグレー、ライトグレー、バーガンディー、ブルーに加え、2018年の限定色は、「ベージュ」です。
2017年度はピンクが限定色でしたが、今年はエレガントなカラーをチョイスしています。

例年と同じく、表紙の素材には、丈夫で長持ちなビニールクロスを使い、マットな質感に数字のエンポスが施されることでかっこよさと高級感を醸しています。


中紙は、2017年12月から2019年3月までのロングスケジュール欄、年齢・干支早見表が1ページ有り、その後32ページにわたってドット方眼のメモをご用意し使い道が自由に広がる様にしました。後半12ページはアドレス帳となります。
ビジネススケジュールを、びっしり書き込むというよりは、オフタイムの予定や、ふだんからメモを書き留めたり、デザインのラフを描いたりする機会の多い方にお勧めです。

http://angers-kyoto.blogspot.jp/2015/11/angers-original-schedule.html
2年前のこちらのブログで、製作にあたっての詳しい情報を掲載していますので、どうぞご覧下さい。この頃は、4色展開でした。


アンジェ、姉妹店全店で販売中です!

取扱店
アンジェ 全店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
グリンストア伊丹店、名古屋店 GRiN store SHOP INFO
ノイシュタット箕面店、大手町店、グランスタ店 Neustadt SHOP INFO

銀座伊東屋さんでもお買い求め頂けます!

※この情報は2017年10月7日時点のものです。

Aug 12, 2017

アンジェ×エムピウ 革製ロディアケース




今回ご紹介するのは、東京 蔵前にある革製品ブランド「エムピウ」とコラボ製作した、デスク上の使用が便利な「ロディアメモケース」です。

ロディアメモと言えば、オレンジ色の表紙で、中紙はミシン目が入った方眼用紙、上端にホチキス留めのタイプが海外ブランドらしいスマートさで多くの愛用者を持つメモです。文具好きの方には定番ブランドとして、手のひらサイズのNo.11ブロックメモをイメージする方が多いと思います。今回カバー製作したのは、このメジャーなNo.11ではなく、7.4センチ×21センチの細長いタイプのNo.8を選びました。どちらかと言うとマイナーサイズのロディアメモですが、これが意外と使いやすくて重宝することに気が付いたのがカバー製作のきっかけでした。

パソコンのあるデスク上では、メモ帳や手帳を広げて筆記できる十分なスペースが無く、メモを取りたいときにすぐに書き出すことができない、ということも多いのではと思います。そんな時に便利に使えたのが、キーボードの手前や横のスペースにそっと置けるロディアNo.8です。場所を取らずに、適度な量が書ける紙のサイズが、とっても使い勝手良かったのです。ですが、持ち歩いたり、収納する時の表紙の折れ曲がりや、紙の開きが気になることがあったので、いっそのことかっこ良い革のカバーを製作しようと思いました。

*一日のTODOを書いて、使用するのも便利です。書いたメモは、ミシン目で切り離し、内側のポケットにしまうこともできます。

カバーの内側には、メモと一緒にペンの定位置ができるよう、革をくり抜きペンが転がりにくくしました。さっと手に取れさっと書ける、また、ペンがどこかに紛れてしまうということもなくなります。
それに、なんといっても革の染め色と艶感までこだわって出来上がった絶妙な革の味がほんとうにかっこ良いです。植物性タンニンなめしの革を使いましたので、つかいこむほどに良い味わいも出てくることでしょう。

*手に持っての筆記は、メモ単体よりもカバー付きのほうが、安定感がグッと増します。

細みのスタイリッシュなカバー付きのロディアと、お気に入りのペンを身近において机に向かえば、いつもの仕事がとてもスムーズに、よりスマートに進められると思います!

アンジェオリジナル ロディアケース ¥6900+税  ロディアメモNo.8付
ブラックカバーには黒のロディア、ブラウンカバーにはオレンジのロディアがセットされています。


取扱店:

アンジェ河原町本店、梅田店、上野店、丸の内店、エキスポ店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
グリンストア伊丹店、名古屋店 GRiN store SHOP INFO
ノイシュタット箕面店、大手町店、グランスタ店 Neustadt SHOP INFO

こちらのサイトからWEBオーダーできます。
http://www.angers.jp/angersoriginal/mpiu-rhodia.html

Jul 4, 2017

FREITAG - F52 MIAMI VICE

私、ほぼ毎朝晩、自宅から最寄り駅までを自転車通勤しているのですが、この梅雨時期の悩ましいことと言えば、突然の雨ふりでしょうか。泥よけの無いタイプの自転車ということもあり、雨と泥まじりのハネにかなりやられてしまいます。それでも着ているものは拭いて乾けばなんとかなるのですが、バッグについてはそういうわけもいかずかなり気をつかいます。バッグの素材への注意はもちろんですが、中に収納している紙類やパソコンなどの仕事道具は、濡らすことはできないので必死で守らなければいけません。

過去に幾度か残念な被害もたびたびあったことで、今はフライターグのバッグを選んでいます。ご存知の方も多いかと思いますが、フライターグの素材はターポリンと言うトラックの幌なので、水には強く、ちょっとした雨なら中まで濡れずに守ってくれます。表面の汚れもタオルで拭けば大丈夫です。以前はフライターグのメッセンジャータイプを背負っていましたが、最近は荷物が重く腰に負担がかかってきたので、トートバッグ型のマイアミバイスを自転車かごに入れて乗るようにしています。

お店でよく見かける紙のショッピングバッグの形状ですが、マイアミバイスは奥行きがけっこうあるので、見た目以上に大容量です。パソコン、文房具、財布にメガネ、弁当箱、水筒など、余裕で入ります。荷物がかさ張らない夏場なら、2泊の出張くらいなら私はこれで大丈夫です。

工夫がいるのは内ポケットが無いので、小物を持ち歩く際には、バッグインバッグの用意があれば便利です。私はトライストラムスと言うブランドの縦型バッグインバッグを使っています。クッション付きでパソコン、ペン類やカードケース、小物など、いろいろ細かく収納できます。内ポケットもあります。
*縦型バッグインバッグは種類が少なく見つけにくいです。縦型はリュックにも使えるので需要は多いと思います。

小さめのカゴでもすっぽり載せられます。雨が降ったら、バッグインバッグを横向きにして入れ、マイアミを折り返せば雨が入りません。
*強雨の場合、縫い目から水が染みます、ご注意を。
バッグインバッグにはパソコンを保護するクッション性はありますが、道の段差などの衝撃は避けましょう。

肘に通して持てます。


梅雨の季節、フライターグのいろいろなアイテムはいかがでしょうか。
河原町店では、マイアミバイス以外にも自転車に便利なフライターグバッグをいろいろ取揃えています。

取扱店
FREITAG - F52 MIAMI VICE/¥12,500+税 
アンジェ河原町本店 ANGERS SHOP INFO

トライストラムス 縦型バッグインバッグLサイズ/¥5,000+税
アンジェ上野店、丸の内店 ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
グリンストア伊丹店 GRiN store SHOP INFO

Mar 20, 2017

アンジェ×美篶堂 オリジナルノート

長年人気のアンジェオリジナルノートをご紹介します。
これまで方眼罫と横罫の2種類でしたが、今春あらたにドット方眼が加わりました。

美しい上製本で有名な長野県伊那市の美篶堂(みすずどう)さんにアンジェオリジナルとして製作してもらっているこのノート。特徴は、なんといっても滑らかな書き心地、万年筆での筆記でもインクの裏抜けがありません。美しい小口は何度も繰り返してページをめくりたくなるくらいにスベスベとした感触をしており、また、ノートの開きも良くたたんで使っても一切乱れることはありません。
*表紙は田中一光氏監修の味わいある里紙を使用。

他にもいろいろなお勧めポイントがありますが、今回は新たに加わったドット方眼の中紙についてお話ししようと思います。
このドット方眼の中紙、実は今回美篶堂さんに依頼してあらたに印刷していただいた紙なのです。
さかのぼること約1年前、5周年を迎えたビュロー上野店で、オープン当初から販売を続けているオリジナルノートを進化させたいと思ったことがきっかけで始まった新ノート企画。連日考えに考えました。
方眼、横罫、に新しくドット方眼。
いやいや、方眼、横罫、やっぱり無地。

品揃えを考えるなら、後者のように3種類目は、無地になるのが自然で、別注の元になっている美篶堂さんのノートも、この3種類。
他のメーカーのノートも、この3種類を定番としているのが基本です。

何ヶ月もの間、悩んだ末にドット方眼に決めたのですが、それについてのお話です。

今から10年ほど前、大学でインテリアを専攻していた私は、ある先生からアイディアを書き出すノートは、5ミリドットのものがおすすめだと聞き、すぐに購入し使い始めました。
間取りや配置など浮かんだアイディアを、5ミリ間隔で入っているドットをガイドラインにすることで、スケールを使わなくてもサイズを意識して描くことができ、また描いたものを違う縮尺で図面におこすときにも、ドットからサイズを読み取ることでスムーズにできるなど便利で、そこからドットノートは常に課題に追われていたわたしの大学生活に欠かせないものになりました。
当時ノートでドット方眼のものは少なく、無印良品でA5サイズのノートが売っていてそれが良いとの情報があり友人と買いに行ったのを今でも覚えています。


いまは主に仕事での考えやアイディアを書き出したり、時にはちょっとした図を描いたりするのにノートを使用している私は、方眼・横罫・無地の中では、文字を書くにも図を描くにも対応できる方眼派ですが、そこにドット方眼が加わると、そこはやはりドット派になります。ドット派と言い切れないのはドット方眼が方眼と比べると圧倒的に少ない!そのため選択肢も少なく、方眼ノートを使用していることが多いからです。

文字を書くのに適している横罫、イラストを描いたりと使う人の自由度が高い無地、そのどちらにも対応できる使いやすさと自由度のバランスが良い方眼、とそれぞれに特徴がありますが、方眼よりも無地にちかく自由度が高くなったのが、ドット方眼ではないでしょうか。
こまかいことですが、たとえば5ミリ方眼に文字を書くとき、5ミリ幅に合わせて小さめの文字を書く人も多いと思いますが、そのときに縦の線が邪魔をする窮屈な感覚がありますが、ドットだとその窮屈さはなくなり、イラストなど文字以外をかくときにも平行垂直の線の中で描くよりも向きや角度を意識せず、より自由にかくことができます。

最近は方眼ノートが定番となっていると売れ行きからも感じますが、それだけ方眼を使用している方が多ければ、わたしと同じように方眼にあと少しの無地のような自由度を求めている方も多いのでは?そういう方にも使ってほしいと思ったのが、ドット方眼を採用した理由でした。

次にどんなドットにするのか。
これはすぐに迷いなくテーマが決まりました。
無地に近い感覚で使えるドット方眼。

*目に優しい紙の色と、ドットの色と大きさにもこだわりました。
左 アンジェオリジナル/右 他社製品。

ドットや方眼のノートを選ぶ上で、いつも感じていたのが、罫線が濃く主張しすぎて書いた文字や線が負けてしまい見にくいということ。とくに海外ブランドではなかなか理想のドットや方眼に出会うことができません。

ドットの大きさは小さく、色も濃くなく、でも見にくくならないくらいの濃さに…
使いたいときにははっきり見え、使わないときには存在感を消す、この相反する視認性の絶妙さを実現するドットを目指しました。
そして、無地好きな方にも、このドット方眼なら使ってみたいと思っていただけるようなものにと、何度も刷っていただき完成したのが今回のオリジナル中紙です。

ドット派だけでなく、無地派、方眼派の方にもおすすめのドット方眼ノート。
ぜひ店頭でお手に取ってご覧ください。

マリン/ドット方眼 : グレー/罫線 : アクア/マス目方眼
A5 3種共 ¥780+税 
B6 3種共 ¥700+税

取り扱い店舗:
アンジェ河原町店、梅田店、新宿店、上野店、丸の内店、EXPOCITY店 
ノイシュタット箕面店

※この情報は2017年3月20日時点のものです。

Mar 4, 2017

マン盆栽

皆さま、マン盆栽をご存知でしょうか?
写真にありますように、盆栽とフィギュアをコラボレーションして、独自の世界を創造する新しい文化なのです。考案は、マンボミュージシャンであり国際グリーンランドサンタクロース協会公認のアジア初のサンタクロースでもあり、入浴剤ソムリエ、餃子王など、多種多彩なタレント活動をされているパラダイス山元氏によるもので、1990年頃にはその創作を手がけられており、現在マン盆栽家元としてその文化の普及におつとめです。

ネーミングの由来は、マンボ+盆栽、ヒューマン+盆栽の造語です。
よく使用されているフィギュアは鉄道ジオラマ用に販売されているドイツのプライザーというブランドのもので87分の1のサイズが主流です。
もちろんプライザーでなくても、さまざまなミニチュア、フィギュアで楽しめますが、
初めてマン盆栽に取組まれる方にはプライザーは、とても便利です。一箱ずつがひとつの情景になるように、人や動物、ベンチやテーブルなど、いろいろな小物までセットされており、とてもイメージがしやすいと思います。

いくつか製作してみました。
楽しいガーデンパーリー

唄って踊って、クマ使いの一座。

ゆるく鼓笛隊。

ナイショッ!

木陰でほっこり。

すこし、慣れてきたら世界が広がります。

アンジェでは2001年から取扱いをはじめ、当時8周年フェアのDMにも掲載していました。現在は、都内のエキュート上野店、KITTE丸の内店にて店頭を賑わしています。
盆栽を育てるのは少しばかし手間ひまがかかります。
水やり、日光、風通しなど、毎日盆栽との対話が必要です。
盆栽のみのお手入れでもそれはそれで愛着あるものなのですが、フィギュアを使って自身でアレンジして情景を仕上げたものですと、いっそう愛おしく見えてくることと思います。

忙しい毎日ですが、ピンセット片手に、自分だけの造形をふくらませて仕上げる時間を楽しみ、植物と毎朝少しの時間向き合ってみる生活というのはいかがでしょうか。

取扱店:
アンジェ 上野店、丸の内店 
ANGERS SHOP INFO

Dec 6, 2016

名門コーノ式ドリッパーセット


温かいコーヒーが、ほっとする季節になりましたね。
今回はドリップ珈琲にお勧めのコーノ式ドリッパーセットです。
私がアンジェに入社した10数年以上前は、雑貨店の珈琲器具コーナーはそれほど大きくなく、ドリッパーなどの製品はメリタやカリタが主流で、種類も多くはありませんでした。そんな当時、在職していた伊丹店に新しく入荷してきたのが、コーノ式ドリッパーセットでした。新しく棚に並んだそのドリッパーセットをひと目見るなり、レトロ感あるデザインに惚れ、迷わず購入したものです。

このポットの特徴的だったのが、大きなひとつ穴がドリッパーにあるのと、円すい型のフィルターを使用することでした。主流であったメリタやカリタとは、その形状や穴の数など、違いがいろいろありました。

*写真は石橋私物(旧モデル)。当時の物は持ち手を支えるステンレスにエンボス加工がされていてレトロ感があります。

コーノ式で採用されている円すい型フィルターは、大正時代にガラス製コーヒーサイフォンを日本で初めて開発した珈琲サイフォン社が、今から約40年前に「名門円錐フィルター」として製造販売されているものです。今では円すい型は珍しくありませんが、この形の元祖がコーノ式ということです。

このコーノ式のドリッパーを使えば、自宅でドリップするのは難しいのでは?と思っている方も、コツをつかめば本格的なコーヒーが味わえます。

円すい型である特徴は、注いだお湯がフィルターの下部から出てくるまでの時間が、台形型に比べて長くなること、そして、ドリッパーの内側にはリブというお湯が流れる溝が下部にのみ付けてあるのですが、それがドリップする際に出る泡が上部に溜まり、ペーパーの上部が内側に張り付くため、リブが作る隙間にだけ抽出されたコーヒー液が円すいの中心部分に流れ落ちる仕組みになっています。

このリブは長すぎると雑味が混じりやすく、短すぎると抽出時間が長くなってしまいます。このような仕組みを作るのに珈琲サイフォン社は5年もの歳月、研究に研究を重ねて開発されました。

*写真は石橋私物(旧モデル)。

そのような構造から雑味のない「酸味、キレ、コク」などバランスの取れたおいしいコーヒーがムラなくいつでも味わえます。さらに、お湯の量を多く注ぎ抽出時間を短くすることで、軽い味わいのコーヒーに、お湯の量を少量ずつ注ぎ抽出時間を長くすることでより深い味わいのあるコーヒーを抽出することもできるので、自分好みのコーヒーを淹れることができるのです。

さて、珈琲サイフォン社の三代目社長の河野雅信氏が主宰する、コーヒー豆の産地、焙煎、コーヒー概論、コーノ式での淹れ方など二日間にわたり学ぶコーヒー塾という講座があります。数年前に、関西で開かれることがあり珈琲のことをもっと知りたいと思い参加しました。
参加者は普段使っているコーヒーフィルターを持っていき、各自淹れたコーヒーの飲み比べをするのですが、ドリッパーやフィルター、お湯の入れ方などで、ひとつひとつの味の違いがとてもよくわかるものでした。そして、やっぱり河野社長が淹れたコーヒーは雑味がなく、程よい酸味、コクがあり、ブラックが苦手だった私も、ブラックがおいしい!と感じた瞬間でした。
コーヒー豆の産地や種類を知り、焙煎の実習なども経験し、コーヒーの奥深さを感じることができました。

コーノ式は、ドリップに慣れてくると自由に味がコントロールできるので、自分好みのコーヒーにいろいろチャレンジできて本当に楽しいものです。


店頭ではフィルター以外にガラスポットや、ガラスポットのハンドルが木製の名門セット、フィルター、ペーパー、計量カップなどがあります。円すい型フィルターとガラスポットを合わせたフォルムは、インテリアにもなじみます。
これからの季節、プレゼントにもせひお勧めです。

名門コーノ式ドリッパーセット黒ハンドル 
2人用ポット(フタ別売り) ¥2470+税 4人用ポット(フタ込み)¥3000円+税
*ウッドハンドルは木の材質により価格が異なります。

取扱店:
アンジェ 河原町店、梅田店、新宿店、烏丸店、武蔵小杉、エキスポ店 
ANGERS SHOP INFO
クロッシェ大日店 crochet SHOP INFO
ノイシュタット箕面店 Neustadt SHOP INFO
グリンストア伊丹店、名古屋店 GRiN store SHOP INFO
*各店ごとに取扱い種類が異なります。

珈琲サイフォン株式会社
http://www.coffee-syphon.co.jp/